2021年の節分は2月2日!
もうすぐ、日本の伝統行事として古くから伝わる「節分」ですね。
今年は、2月2日(火)が節分となっており、例年よりも1日早くなっていますが知っていましたか?
実は節分の日は、固定ではなく「立春の前日」という決まりがあるのです。今年の立春が2月3日のため、節分は2月2日となります。
ちなみに、2月2日が節分となるのは、なんと124年ぶりです!
昔から当たり前のように過ごしてきた節分ですが、節分について意外と知らないことが多くありませんか?
そこで今回は、節分の意味や使う豆の種類、豆の栄養価などをあわせてご紹介します♪
目次
節分にどのような意味があるかご存知ですか?
節分になるとなぜ豆まきをするか知っていますか?
もともと豆まきは、中国から伝わってきた風習です。
季節の変わり目には、邪気や鬼が生じると考えられており、その邪気や鬼を払い、無病息災を願うために豆をまくようになったといわれています。
日本では、古くから穀物には邪気を払う力があると考えられていました。
豆まきに大豆を使用する理由は、諸説ありますが、古くから大切にされていた大豆を厄や災難を祓う行事で使っていたことから浸透したようです。
さらに、「魔の目(=魔目・まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(=魔滅・まめ)」ことにも通ずるともいわれています。
節分の豆まきは大豆と落花生どっち派ですか?
節分のときに使用する豆ですが、地域や家庭によって違いがあることご存知でしたか?
一般的には大豆を使いますが、落花生を使う地域やご家庭もあります。
たとえば、北海道、東北、九州、関東の一部地域では落花生を使用しているそうです。
大豆と落花生、それぞれの豆のおすすめポイントをご紹介します。
今年の豆まきの豆選びの参考にしてみてください!
【大豆】
・そのままで食べやすい(殻をむく必要なし)
・入手しやすい
・健康、美容的な効果が期待できる
【落花生】
・大きいので、豆まき後の掃除が簡単
・殻がついているので衛生的
・小さいお子様が間違って飲み込む心配が少ない
大豆と落花生の栄養価について
節分では自分の年齢の数だけ大豆を食べると健康になるといわれていますが、大豆は実際に健康と関係の深い食べ物なのです。一方、落花生(ピーナッツ)も、大豆と同じでマメ科の植物のため似たような栄養素を多く含み、栄養価は高いといえます。
しかし、大豆と落花生では主成分が異なります。大豆は「畑の肉」とも呼ばれているとおり、主成分はたんぱく質ですが、落花生の主成分はなんと脂質です。
そのため、100gあたりのカロリーが大豆は422kcalなのに対して、落花生は588kcalと大豆の約1.5倍カロリーが高くなります。
どちらも健康によいさまざまな栄養素を含んでいますが、食べ過ぎには注意が必要です。
大豆の栄養価
大豆は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なたんぱく質のほか、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル、脂質をバランスよく含みます。さらに大豆には有効成分を多く含み、完全栄養食といえる食品です。
女性ホルモンと似た働きで骨粗しょう症の予防や更年期の不調を緩和する「イソフラボン」、抗酸化作用をもつ「大豆サポニン」、腸内環境を整える善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」など、美容と健康に嬉しい栄養素を含んでいます。
落花生の栄養価
落花生には主成分の脂質のほか、たんぱく質、ビタミンEやビタミンB群、食物繊維が含まれています。
落花生の脂質には、血中の中性脂肪やコレステロールを下げる働きのある「リノール酸」や「オレイン酸」などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので、適量であれば生活習慣病の予防に役立ちます。
今年の節分は健康的に楽しく豆まきをしましょう
いかがでしたか?節分について知らないことがたくさんあったのではないでしょうか。
今年は、新型コロナウィルスなどさまざまな感染症が流行っているため、健康や衛生面を考えることが大切です。
美容・健康面からみたら大豆、衛生・安全性からみたら落花生とそれぞれに良さがありますね。
ご自身にあった豆まきで楽しい節分をお過ごしください♪