スマホが原因の姿勢の悪さ、実は体に意外な影響も…
スマホにパソコンに、何かと画面に向き合う時間が多くなりがちな毎日、ついつい姿勢が悪くなっていませんか?
画面の見すぎで猫背になってしまったり、首が前に出るいわゆる「スマホ首」になってしまったり…
スマホなどが原因で姿勢が悪くなってしまう現代ならではの症状は、見た目の悪さだけでなく、体にさまざまな不調をもたらすことがわかっているんです。
スマホやパソコンを見るとき、顔はうつむき、首が前に出てしまいがち。
この状態が続くと筋肉がかたくなり、猫背やスマホ首を引き起こします。
人の頭はボーリングの玉くらいの重さがあるといわれていて、前傾姿勢が続くと、頭を支えようとして首や肩に相当な負担がかかり続けます。
すると、首の筋肉の緊張状態が続くので、血流が悪くなるほか、神経にも影響が出てきてしまいます。
猫背やスマホ首が引き起こすさまざまな体の不調
スマホの見すぎで前傾姿勢が続くと、体にさまざまな不調をきたすといわれています。
・顔のたるみ
やせているのに、あごだけたるんでいる…実はそれ、スマホ首が原因かもしれません。
スマホの見すぎで常に下を向いていると、あごの下にある筋肉(オトガイ筋)が衰えてしまいます。
すると、あごがたるみ、二重あごの原因になることも!
・肩こり、頭痛
猫背やスマホ首が続くと、頭を支えようと、通常より何倍もの負担が首や肩にかかります。
その結果、筋肉が硬直し、血行も悪くなり、肩こりや頭痛の原因となります。
・呼吸が浅くなる
前傾姿勢になることで肺が圧迫されるため、呼吸が浅くなり、体内に十分な量の酸素が入りにくい状態になります。
そのため、疲れやすくなったり、集中力の低下などが起こるといわれています。
今すぐできる姿勢の改善方法はこちら!
まずは生活習慣を見直してみましょう!
パソコン仕事をされている方は、画面が目線と平行になるように、いすの高さを調節してみたり、スマホを使うときもなるべく目線と同じ高さで操作したりすることを心がけるだけでも姿勢がよくなります。
また、家でも簡単にできるエクササイズをいくつかご紹介します!
・スマホ首の改善エクササイズ
あごの下の筋肉を鍛えることで、スマホ首でたれさがったあごを引き締め、きれいなあごのラインをGETしましょう!
エクササイズ①
(1)あごを上に向けて舌を出す
(2)舌を左右に動かす動作を往復30回行う
エクササイズ②
(1)首をあげて、右ななめ上を見るように10秒間キープする
(2)左ななめ上を同じように向いて10秒間キープする
・固まった首をほぐす、ストレートネック改善ストレッチ
タオル1枚でできるので、ご家庭でも実践しやすいです。
(1)両手を肩幅くらいまでひろげて前に出し、肩と同じ高さでタオルをにぎる (2)そのまま真上に上げる
(3)息を吐きながら、両手を首の後ろに下げる
・巻き肩を改善する肩甲骨寄せストレッチ
猫背が続くと肩が内側に巻き込まれて巻き肩になり、肩がこりやすくなるため、次のようなストレッチをしてみましょう。
(1)顔を真正面に向けたまま、後ろで両手を組み、軽く胸を張る。
(2)肩をすくめないように注意しながら、ゆっくりと腕を上げていく。
(3)イタ気持ちいい位置で止めて10秒間キープ。
(4)ゆっくりと腕をおろす。
毎日のストレッチを習慣にして、猫背・スマホ首ともさよなら!
いかがでしたか?
日々忙しくパソコンに向き合っていたり、スキマ時間にはついついケータイばかり見てしまったりし、姿勢が悪くなることが原因で、なんだか体がだるい、疲れがとれないという方も実は多いのです。
そんな現代における体の悩みをお持ちの方も、正しい姿勢を保つことで、体本来の機能を取り戻すことができます。
毎日のちょっとした工夫と努力で改善することができる姿勢。
あなたも姿勢改善を習慣にすることで、見た目も中身もきれいになる体づくりをしてみませんか?